進撃の歯科医師

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【読書メモ#3】アウトプット大全(樺沢紫苑著)を読んで、むしろインプットの質が変わった!

精神科医の樺沢紫苑先生のアウトプット大全を読んで気づいたこと。

  1. アウトプットが上手くいっても、失敗しても「原因」「理由」を考える。
  2. 1冊の本から3つの気付きを得られれば良い。
  3. 神経の新生に必須の脳由来神経栄養因子は有酸素運動によって増加。

 

 

1、「原因」「理由」を考えるメリット

 本書ではインプットとアウトプットを3:7の比率で繰り返すことで、猛烈に自己成長できると述べられている。

 しかし、ただ永遠とインプット、アウトプットすればいいというわけではない。

 大事な事はアウトプットして得られた結果を振り返り、反省しインプットに修正を加えなければならない。それがフィードバックである。

 何か行動を起こした時に、失敗した場合は「原因」「理由」を考え、対策を講じる必要がある。成功した場合は、どうして上手くいったのか考え、さらに上手くいくように考える。

そうしてフィードバックする事で、行動が方向修正され、前の自分から必ず成長する事ができるのである。

2、1冊からたった3つの気付き?

 以前、「理科系の読書術 / 鎌田浩毅著」を読んだ際に同じようなことが書かれていた。

 「お勧めしたい読書法は、その本で手に入れたい知識を3つに限定して、それが達成されたら読むのをやめてよい、と決める読書法である。」

 自分もそうだったが、本を1から読もうとして結局途中で挫折して、本を棚にしまってコレクションのように扱うなんてことが多いのではないか。

 そんな中、この読書法は、本を読むハードルを下げ余計な情報で脳の中がいっぱいにならないために効果的である。

3、有酸素運動が脳を活性化する

 最近の研究によれば、人間の脳では毎日、新しい神経細胞がつくられ続けているとのこと。この神経の新生に必須の物質がBDNF(脳由来神経栄養因子)であり、BDNFは有酸素運動によって分泌が増えることがわかっている。

 つまり、有酸素運動をすることで、脳の神経の新生が促進されて、記憶力がよくなり、頭がよくなるというわけである。

 また、興味深いことにたった20分の運動でドーパミンが分泌されるため、運動後から集中力、記憶力、モチベーションが向上するということ。

 これらのことや健康促進の面からも運動をしないてはないと思う。

 

まとめ

 本書が言う自己成長とは、気付きを得て、記憶をし、行動に移す、そしてフィードバックを行うことで起きるのである。その内容を補完するために多くのページが割かれている。樺沢先生の本を読んだことのある人にとっては、読んだことのある内容も多いが、それでも一度は読んでおきたい本だと思った。

 

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