【読書メモ#6】最高の体調(鈴木祐著)を読んで、最高のコンディションを整えよう!
目次
本の紹介
いきなりですが、今生活していて悩み事ありませんか?
「疲れが取れない」
「最近不眠だなぁ」
「集中力がない」
「気分が鬱になりやすい」
etc...
こんなバラバラな問題から共通点を見つけて、解決策を提案しているのがこの本です。
この本は10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の専門家や専門医にインタビューを行なってきた筆者の経験や体験を元に書かれています。
エビデンスレベルや実践すべきことの優先順位を書いてある所も本書の特徴です。
以下に自分が読んで大事だと思うことをメモします。
メモ
疲れたらマッサージより、自然と触れ合う
「疲れたからマッサージ受けたい〜」
これ自体自然な発想だと思うし、実際に効果あります。
実はそれ以上に効果があるのが自然と触れ合うことなんです。
具体的に、自然と触れ合うことで人体の副交感神経が優位になります。
副交感神経とは休憩している時や穏やかな時に働く神経のことです。
この神経が優位になることで疲労や日中に受けたダメージから回復するという訳です。
これて近くの自然公園に行けば、マッサージ受けるよりお金かからないし、本でも読んだり、軽い運動でもすれば、良い休憩になりそうですね。
日中は太陽光に当たり、夜は電気を消して静かな状態で寝る
睡眠負債(不足)が続くとダメージの修復が追いつかなくなり、蓄積した疲労やストレスが体を破壊していきます。
しかし、睡眠負債は分からないうちに徐々に溜まっています。
そのため改善するには良質な睡眠をとっているか知る必要があります。
スタンフォード大学のレビュー研究で示された良質な睡眠をとっているかのチェックリストがこれ。
- 眠りに落ちるまでの時間が30分以内
- 夜中に起きる回数が1回以内
- 夜中に起きて、もう一度寝直すのにかかる時間が20分以内
- 1日のうち寝床での睡眠が85%以上を占める(電車等での細かい睡眠が15%以下)
この全てを満たすことが良質な睡眠の絶対条件です。
良質な睡眠を取れてない人の解決策として、日中は出来るだけ太陽光に浴び、寝る時は極力灯りを消し、アイマスクや耳栓をして寝るとのこと。
そうすることで私たちを自然な睡眠に促すメラトニンというホルモンが増加すると書かれている。
未来を今に近づけてぼんやりとした不安を解消
現代人は未来との心理的距離が遠いと言われてます。
ここで言う心理的距離の具体例として、3年後の自分を想像した時に、今と変わらない自分がいるのか、変化の著しい自分がいるのか考えて、前者なら心理的距離が近く、後者なら心理的距離が遠い、といったものです。
この心理的距離が遠いことでぼんやりとした不安があなたを襲いかかります。
また、科学的な知見では、心理的な距離が近い人ほど不安に強く、セルフコントロールの能力が高いとのこと。
その理由は心理的な距離が近い人ほど現在の決定が未来の自分に及ぼす影響をイメージできるからだと言っている。
ではどうすれば心理的距離を近づけられるかと言うと、単純に未来を現在に近づければ良いのだ。
具体的には、自分の目標までの道のりに小さな目標を幾つも作るのだ。
こうすることで達成できた自分を想像でき、ぼんやりとした不安が消えてくれる。
まとめ
凄く内容の濃い本で何を行動に移していこうか迷うほどだが、この本の筆者はそれもお見通しだった。
なぜなら本のエピローグに読者が先ず取り組むべき優先事項を書いてくれているからだ。
あなたがこのレビューを読んで、本を手に取ったなら思い出して欲しい。
「この本を読んだ後の自分はどうなってますか?」