【読書メモ#7】理想の自分になるには?FULL POWER(ベンジャミン・ハーディ著)
本の紹介
その人の能力は、才能や出自、そして意志の強さとは関係しない。
すべて「置かれた状況」、すなわち「環境」によって決まる――
自己啓発の界隈では自分を変えるには「意志力」が大事だと言われてきた。
僕が今までに読んできた自己啓発本も同じように強い「意志力」を持って努力することと書かれていた。
しかし、筆者は自分を変えるには強い「意志力」を持つことでなく、行動すれば確実に目標に到達することができる「環境」を作ることが大切であると述べている。
本書を読めば今自分のいる環境を見直すキッカケになるだろう。
3つのメモ
自分で環境を作り、その環境が自分を作る
至ってシンプルで、自分の考えや選択肢は何もない所からふつふつと生まれるものでないからである。
自分の考えや選択肢は、今まで体験してきた経験や関わってきた人、読んできた本などの環境から得たものである。
すなわち、環境を自らの手で作ることで、間接的に自分の考えや行動を形作る。
可能な限り高いレベルで行動する
例えば常に高いレベルで行動している一流のアスリートが練習を頻繁にサボるとすると、その結果は明確に成績に表れてしまう。
しかし、僕らは一流のアスリートと違って平凡なレベルで日々行動していると、甘えがあり、平気で間違ったり近道を行くようになる。
それでも可能な限り高いレベルでパフォーマンスするには、一つ一つの行動に何かしらの意味を持ち、代償が伴うものにしなければならない。
投資し、後戻りできなくする
ここで言う投資とは、具体的には事業を始める際の資金、身近なもので言うとトレーニングジムの費用等のこと。
もし自分の全財産を投資したなら、本当に後戻りできない状況になる。
それだけでなく、他の注意散漫な選択肢はなくなり、目標に向かい全力で打ち込める姿勢になる。
起業して成功してきた人の多くはこのような帰還不能点を越えてきたとのこと。
まとめ
この本に書いてある中で1番のポイントは、自分で環境を形作り、環境が自分を変えるということだ。
よって、今まで自分を変えることができないのは、意志の力が足りないからだと考えていた人にこの本が新しい価値観を与えることになるだろう。